2006-01-01から1年間の記事一覧

ラブバトン

ヴィンランド・サガの君からバトンをいただきました。○ラブバトン○■ルール■ ■バトンを回す時は自分がスキだと答えた人に必ず回すべし。 ■バトンを回してきた人もスキな人の3人のうちに入れるべし。 ■年齢を知っていても知らなくても必ず言うべし。 ■素直に答えよ。○…

半分の月がのぼる空5 long long walking under the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2006年2月20日5版発行 前巻を読んでから三ヶ月も経った。貸してくれている友人に感謝しつつ、次の巻も早く読んで返さねばと思うところ。 まあそれはそれとして。 空が高い話とかは、前巻に出て…

ライトノベル「超」入門

著者:新城カズマ ソフトバンク新書 ソフトバンク クリエイティブ株式会社 2006年4月27日初版第一刷発行 一度は買うのをやめたが、その後、しばらくして衝動買いした本。 ライトノベルとは「手法」のことだ、という。非常に易しく書かれているし、どうも視点…

死にカタログ

著者:寄藤文平 絵:寄藤文平 大和書房 2005年12月23日第一刷発行 あとがきに、こうある。 ふつうの顔をして読める「死の本」をつくりたい。 徒に深刻になることもなく、公平な視線で死を眺めている。 さまざまな死の考え方や、死の年齢、死因、物語で描かれ…

花押のせかい

著者:望月鶴川 朝陽会 2005年6月1日第一刷発行 花押というものがあることを、ふと思い出した。 Web で調べていたら紹介されていた本である。本書は花押についての入門書と言える。著者は花押の書き方を教えたり、依頼に応じて花押を作ることが仕事であるそ…

ポケット・ウオッチ物語

著者:小島健司 グリーンアロー・グラフィティ26 株式会社グリーンアロー出版社 懐中時計に興味がある。 ひとつ持っているのは、形がそれらしいだけで、懐中時計といえば、まあそうなのだけれど、機械式時計ではなく、両蓋の表蓋の蝶番が文字盤の6の位置に…

太陽の塔

著者:森見登美彦 新潮文庫 新潮社 平成18年6月1日発行 不思議な魅力のある作品。 単に嫌悪を抱いてしまえば、それまでなのだけれど、どういうわけか読み進めてしまう。といっても途中で飽きて読むのを中断したことも何度かあったが。 要は同じことが繰り返…

ティンカー

原題:TINKER 著者:Wen Spencer(ウェン・スペンサー) 訳者:赤尾秀子 表紙イラスト:エナミカツミ ハヤカワ文庫 早川書房 2006年7月31日発行 酷い。 こんなものが出版されうることが信じがたい。 同人誌も含めて今まで読んできた小説の中でも、最低の部類…

洛中書問

著者:大山定一 著者:吉川幸次郎 筑摩叢書211 筑摩書房 1974年7月15日初版第1刷発行 「人生を完全にダメにするための11のレッスン」でご縁のあった高遠先生のブログや、そこを通して qfwfq さんのブログを拝見して知り、これはぜひ読んでみなくては、と手に…

アリスの不思議なお店

原題「MAGASIN ZIN ZIN Aux Merveilles d'Alys」 著者:Fre'de'ric Cle'ment(フレデリック・クレマン) 訳者:鈴村和成 紀伊国屋書店 2004年5月31日第8刷発行 著者名の「'」はアクサン・テギュです。念のため。 雨のカーテンから裁ってつくった なんでもな…

短歌という爆弾 ―今すぐ歌人になりたいあなたのために―

著者:穂村弘 小学館 2005年7月20日初版第5刷発行 赤い装丁の、短歌の入門書。 短歌から著者が受けた印象を、論理的に解説することを試みた本だろう。もっとも、その論理の立脚点が既にして高度な読解力に基づいているものだから、いささか置いてけ堀を喰ら…

半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2005年11月15日7版発行 うーん。 冒頭で前巻のケリは概ねついて、中盤まではだらだらと続く。 メインになるのは夏目の話で、ここにもって来なくてもなぁ、と思いつつ読み進めることになった。…

半分の月がのぼる空3 wishing upon the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2005年12月30日9版発行 いよいよ話がメイン部分になった。 今までさんざ、けなしてきたような気がするが、この巻は面白い。 特に第三話、それも後半は、実に熱い、というといささか表現が変だ…

解剖学教室へようこそ

著者:養老孟司 ちくま文庫 筑摩書房 2005年12月10日第一刷発行 養老氏の著書は何冊か読んでいるが、本書を読むのは初。このあとに「唯脳論」を読む予定だが、そちらは前に単行本で読んだことがあり、文庫での初読となる。 その「唯脳論」への入門書のように…

学校の階段2

著者:櫂末高彰 イラスト:甘福あまね ファミ通文庫 エンターブレイン 2006年6月9日初版発行 いやぁ、相変わらず面白い! といってもだんだんと階段レースは脇役になっているような。 三年生メンバーの話、といったところで、階段部創設に関するストーリーが…

時効警察オフィシャル本

監修:テレビ朝日『時効警察』スタッフ 太田出版 2006年6月2日初版発行 テレビドラマの本。放映されていたのはしばらく前になるはずだから、今になってこんな本が出ていることに少し驚き、でも DVD が6月に出るしなぁ、とかなんとか。 しかし DVD の CM をす…

法学入門

著者:三ヶ月章 弘文堂 昭和57年3月15日初版1刷発行 入門書の鑑といえる本、と本書の冒頭を読めば思う。 だが、いささか抽象的で分かりにくい部分もあった。というのは本書が実際の大学講義の教科書として書かれているため、その道に対する些かの知識が前提…

神様のパズル

著者:機本伸司 装画:D・K ハルキ文庫 角川春樹事務所 2006年5月18日第一刷発行 ずっと「はたもと」だと著者名の読みを思っていたら「きもと」だったらしい。うーむ、やられた。 しかし、本書の内容はそれ以上に「やられた」だ。もっとも著者名の方が内容よ…

俺たちの R25 時代

編:R25 編集部 日経ビジネス人文庫 日本経済新聞社 2006年3月24日第3刷 フリーマガジン R25 の「BREAKTHROGH POINT 〜 つきぬけた瞬間」というコーナーを集めて一冊にしたもの。要するにインタビュー集。 インタビューされているのは章ごとに、「挑む」7人…

マグダラのマリア

エロスとアガペーの聖女 著者:岡田温司 中公新書 中央公論新社 2005年2月10日再版 「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだときに、積んでいたのを思い出した本。なので、その読了後に読み始めたのだが、案外と読み終えるまでに時間がかかった。が、途中飽きるこ…

自然言語処理ことはじめ

言葉を覚え会話のできるコンピュータ 著者:荒木健治 森北出版株式会社 2005年7月30日第1版第2刷発行 いわゆるひとつの専門書。とくに120ページほど2200円というあたりが。 無論、索引とかまで入れれば150ページくらいになるが、2200円というのも税別の値。 …

本がいままでの10倍速く読める法

著者:栗田昌裕 知的生きかた文庫 三笠書房 2005年4月10日第19刷発行 わりと私も速読ができそうな処理方法をとっているような気がした。 とはいえ、指回しが昔よりできなくなっていたりという変化もあり、また入力に文章から音声を起こすような方法をとって…

メフィストの魔弾

著者:嬉野秋彦 イラスト:広瀬総士 徳間書店 TOKUMA NOVELS Edge 2005年6月30日初刷 知らずに二巻を買ってしまい、それが二巻だと知ったので、読むことになった一巻。 というわけで、なんだか頑張ってエロエロしている様子。あんまり繰り返されるもんだから…

ダ・ヴィンチ・コード(下)

著者:ダン・ブラウン 訳者:越前敏弥 角川書店 2004年7月5日6版発行 かーっ、そうきたか。 うんまあ、相変わらずの調子ながら、ひっくり返してきたなぁ、という感じ。 最後の方は半分寝ながら読んでいたが、それでもまあ楽しめた。 というか、しっかり狙っ…

ダ・ヴィンチ・コード(上)

著者:ダン・ブラウン 訳者:越前敏弥 角川書店 2004年6月28日5版発行 始めのあたりで、やけに鼻に付くのが、フランスを悪く言いアメリカを良く言っているように感じる点。それから、やたらと一年前の事件をラングドンが想起するが、しかしそれは作中で詳し…

ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感

著者:深見真 イラスト:蕗野冬 徳間書店 TOKUMA NOVELS Edge 2006年2月28日初刷 前巻の感想もここに書いたと思ったので探してみると、第三巻もふと買ってふと読んでしまうだろうとか書いてあったが、その通りになった。 相変わらず「本物のアクション作家」…

永遠のフローズンチョコレート

著者:扇智史 イラスト:ワダアルコ エンターブレイン ファミ通文庫 2006年3月10日初版発行 盛り上がらない話。読むのが疲れるくらいではあるが、まあこういうのもアリか。 デザインとか良い感じだが、内容とはどこか違和感があるような気がした。 要するに…

半分の月がのぼる空2 waiting for the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ メディアワークス 電撃文庫 2005年12月30日14版発行 相変わらず、である。しかしまあ、前巻よりはページの黒さも増してはいる。 とはいえ、表現としては痛いときに「痛い」と書き、可愛いというのに「可愛い」と書いてい…

ラインの虜囚

著者:田中芳樹 イラスト:鶴田謙二 講談社 ミステリーランド 2005年7月6日第一刷発行 懐かしい読書体験だった。ああ、こういう話、子供の頃読んだような気がする、というのが読書中に終始付きまとっていた。 大きい活字に全漢字に振り仮名をつけて、年少者…

半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ メディアワークス 電撃文庫 2005年12月30日19版発行 ううむ。 薄い。澄明でもなく、流麗でもなく、ひたすら薄い。薄っぺらい。 つーか、逆にいえば、本が厚い。厚すぎ。内容に比べれば、ね。 とりあえず (略)本物の女の…