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ちくま哲学の森 1 編者: 鶴見俊輔、安野光雅、森毅、井上ひさし、池内紀 筑摩書房 2011年9月10日第1刷発行 帯に曰く「負けてくやしがるばかりでは身が持たぬ」。1990年6月に『ちくま哲学の森8 生きる技術』として刊行されたものの文庫版だそうな。 面白く読…
日本人の身体技法 著者:矢田部英正 中公文庫 中央公論新社 2011年9月25日初版発行 2004年3月に中央公論新社から刊行されたものを加筆修正したものとのこと。 美学などというと、押しつけがましく、自分の満足を悦に入って語るだけのつまらないものに思うが…
著者:矢田部英正 ちくま文庫 筑摩書房 2011年2月10日発行 2004年1月に晶文社から刊行されたものだそうな。 帯に「疲れない椅子を目指して」と「「座る技術」を探求する」とある。ひとつには疲れない椅子がどんなものかに興味があり、もうひとつには身体の使…
ビギナーからプロまでのコンテ主義 著者:富野由悠季 キネ旬ムック キネマ旬報社 2002年2月22日初版発行 2010年1月26日第10刷発行 前項にて書いた、WEBアニメスタイル内の首藤剛志「シナリオえーだば創作術」(http://www.style.fm/as/05_column/05_shudo_bn…
天才アニメ監督のノウハウ 著者:大地丙太郎 アフタヌーン新書 講談社 2009年8月10日第1刷発行 面白かった。カットについて実感が持てた。 演出というのが何なのかを気にし始めたのは、数年前からではあるけれど、さほど集中して調べたりはしていなかった。…
あるガン医の告白 著者:田崎勇三 読売文庫 読売新聞社 昭和30年9月1日印刷 昭和30年9月10日発行 私の祖父が死んだとき、家には一部屋だけの中二階があり、そこが故人の書斎だった。その中にあった一冊なので古い本だ。奥付に定価130円という表記があり文庫…
集団主義文化という幻想 著者:山岸俊男 ちくま文庫 筑摩書房 解説は長谷川眞理子。 社会心理学の本だろうけれど、タイトルはなんだか内容にそぐわないような気がする。というのも、心でっかちというものや、なぜそうなるのかを語っているというよりは、別の…
Fermat's Last Theorem The Story of a riddle that confounded the world's greatest minds for 358 years 著者:サイモン・シン (Simon Singh) 訳者:青木薫 新潮文庫 新潮社 平成20年6月10日15刷 序盤は少し長く感じたが、先へと読ませる力がどんどん増し…
著者:佐渡裕 新潮文庫 新潮社 平成22年9月1日発行 「題名のない音楽会」を見ていると、楽しい。 ときどき、クリニックだったかというコーナーをやって、佐渡氏が合唱やら吹奏楽やらオーケストラやらに指揮をしながらアドバイスを出す。これが編集されてるん…
スタンフォード大学集中講義 原題:WHAT I WISH I KNEW WHEN I WAS 20: A Crash Course on Making Your Place in the World 著者:ティナ・シーリグ (Tina Seelig) 訳者:高遠裕子 阪急コミュニケーションズ 2010年6月16日初版第14刷 解説は三ツ松新さん。 …
原題:THE WHUFFIE FACTOR 著者:タラ・ハント (Tara Hunt) 訳者:村井章子 解説:津田大介 文藝春秋 2010年3月10日第1刷 なんでこんな邦題になってしまったのか。極めて残念でならない。 ツイッターの本ではない。 ツイッターノミクスという言葉さえも、邦…
著者:内田樹 新潮新書 新潮社 2009年11月20日発行 ウチダ先生は面白いなあ。 最初の「「大きな物語」が消えてしまった」に興味を持ったので読んだ。 全体的に、面倒くさい奴が面倒くさいんだなあ、っていう伴奏がありつつ、自己中心的でないことの利点と欠…
―人生を3倍楽しむ脳科学 著者:佐々木正悟 マイコミ新書 毎日コミュニケーションズ 2007年7月12日初版第1刷発行 胡散臭い本。 もちろんそうばかりでは無いが、心理学者が脳のどこがどうとか言い出すと、とたんにそうなる。心理学は現象を統計的に扱う学問だ…
著者:架神恭介 著者:辰巳一世 イラスト:川奈梶馬 ちくま文庫 筑摩書房 2009年9月5日第2刷発行 ひろしくんはすごいなあ。 マキャベリの「君主論」を小学生キャラクターがクラスで勢力(友人関係)を拡大していく中での実践形式に沿って展開したもの、だと…
囲碁トッププロの生き方 著者:武宮正樹 毎日コミュニケーションズ 2009年11月3日初版第1刷発行 囲碁をするソフトを作るのが好きな知人がいるが、最近は疎遠だ。囲碁ソフトは定石の蓄積となんか良い感じの思考から次の一手を決めるらしい(マルコフ連鎖がど…
著者:石井威望 PHP新書 PHP研究所 1997年11月4日第1版第1刷 技術ってなんなんだー!? と、小学生かのような疑問を最近はずっと抱えている。そんな中で古本屋で目に付いた本書。 ただ、あまり面白くはなかった。 それなりのことは言っているのだが、どうも論…
〜女子高生でもベストセラー作家になれる!〜 監修:魔法の i らんど 著者:伊東おんせん ゴマブックス株式会社 2007年1月10日初版第1刷発行 ケータイ小説というのは結局なんなのか、ということで多くのケータイ小説を掲載する Web ページを提供している「魔…
著者:新城カズマ ソフトバンク新書 ソフトバンク クリエイティブ株式会社 2006年4月27日初版第一刷発行 一度は買うのをやめたが、その後、しばらくして衝動買いした本。 ライトノベルとは「手法」のことだ、という。非常に易しく書かれているし、どうも視点…
著者:寄藤文平 絵:寄藤文平 大和書房 2005年12月23日第一刷発行 あとがきに、こうある。 ふつうの顔をして読める「死の本」をつくりたい。 徒に深刻になることもなく、公平な視線で死を眺めている。 さまざまな死の考え方や、死の年齢、死因、物語で描かれ…
著者:望月鶴川 朝陽会 2005年6月1日第一刷発行 花押というものがあることを、ふと思い出した。 Web で調べていたら紹介されていた本である。本書は花押についての入門書と言える。著者は花押の書き方を教えたり、依頼に応じて花押を作ることが仕事であるそ…
著者:小島健司 グリーンアロー・グラフィティ26 株式会社グリーンアロー出版社 懐中時計に興味がある。 ひとつ持っているのは、形がそれらしいだけで、懐中時計といえば、まあそうなのだけれど、機械式時計ではなく、両蓋の表蓋の蝶番が文字盤の6の位置に…
原題「MAGASIN ZIN ZIN Aux Merveilles d'Alys」 著者:Fre'de'ric Cle'ment(フレデリック・クレマン) 訳者:鈴村和成 紀伊国屋書店 2004年5月31日第8刷発行 著者名の「'」はアクサン・テギュです。念のため。 雨のカーテンから裁ってつくった なんでもな…
著者:養老孟司 ちくま文庫 筑摩書房 2005年12月10日第一刷発行 養老氏の著書は何冊か読んでいるが、本書を読むのは初。このあとに「唯脳論」を読む予定だが、そちらは前に単行本で読んだことがあり、文庫での初読となる。 その「唯脳論」への入門書のように…
監修:テレビ朝日『時効警察』スタッフ 太田出版 2006年6月2日初版発行 テレビドラマの本。放映されていたのはしばらく前になるはずだから、今になってこんな本が出ていることに少し驚き、でも DVD が6月に出るしなぁ、とかなんとか。 しかし DVD の CM をす…
著者:三ヶ月章 弘文堂 昭和57年3月15日初版1刷発行 入門書の鑑といえる本、と本書の冒頭を読めば思う。 だが、いささか抽象的で分かりにくい部分もあった。というのは本書が実際の大学講義の教科書として書かれているため、その道に対する些かの知識が前提…
編:R25 編集部 日経ビジネス人文庫 日本経済新聞社 2006年3月24日第3刷 フリーマガジン R25 の「BREAKTHROGH POINT 〜 つきぬけた瞬間」というコーナーを集めて一冊にしたもの。要するにインタビュー集。 インタビューされているのは章ごとに、「挑む」7人…
エロスとアガペーの聖女 著者:岡田温司 中公新書 中央公論新社 2005年2月10日再版 「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだときに、積んでいたのを思い出した本。なので、その読了後に読み始めたのだが、案外と読み終えるまでに時間がかかった。が、途中飽きるこ…
著者:栗田昌裕 知的生きかた文庫 三笠書房 2005年4月10日第19刷発行 わりと私も速読ができそうな処理方法をとっているような気がした。 とはいえ、指回しが昔よりできなくなっていたりという変化もあり、また入力に文章から音声を起こすような方法をとって…
著者:James Edgar Workman Publishing Company 猫、である。 244枚のワルそーな顔をした猫たちの写真と彼らのプロフィールに、台詞が添えられている。あるものは露骨に挑発し、あるものは誘惑し、あるものは弁解し、あるものは脅迫し、あるものは愚痴をこぼ…
著者:林望 青春出版社 2006年2月10日第1刷 抑制をきかせることが、インテリだという著者の、抑制がきいているのか知らないけどまあ、私にとってはともかくも初リンボウ先生本。 つるっとしてる。とっかかりがなんだかそれほど感じられなかった。とはいえ著…