novel

DOORS I まぜこぜ修繕屋

著者:神坂一 イラスト:岸和田ロビン 角川スニーカー文庫 角川書店 平成19年9月1日初版発行 人生で初めて読んだライトノベルは「スレイヤーズ!」という私なので、積読崩し再開には神坂一だろう、となんとなく思ったので、本書から再開する。休眠中に読んだ…

半分の月がのぼる空6 life goes on

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2006年2月25日初版発行 最終巻。といっても、このあと短編集と第 7 巻があるのは知っているが、話としてはお終いだろう。あとがきで著者もそう言っているし。 友人から借りたのはこの巻まで。…

半分の月がのぼる空5 long long walking under the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2006年2月20日5版発行 前巻を読んでから三ヶ月も経った。貸してくれている友人に感謝しつつ、次の巻も早く読んで返さねばと思うところ。 まあそれはそれとして。 空が高い話とかは、前巻に出て…

太陽の塔

著者:森見登美彦 新潮文庫 新潮社 平成18年6月1日発行 不思議な魅力のある作品。 単に嫌悪を抱いてしまえば、それまでなのだけれど、どういうわけか読み進めてしまう。といっても途中で飽きて読むのを中断したことも何度かあったが。 要は同じことが繰り返…

ティンカー

原題:TINKER 著者:Wen Spencer(ウェン・スペンサー) 訳者:赤尾秀子 表紙イラスト:エナミカツミ ハヤカワ文庫 早川書房 2006年7月31日発行 酷い。 こんなものが出版されうることが信じがたい。 同人誌も含めて今まで読んできた小説の中でも、最低の部類…

半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2005年11月15日7版発行 うーん。 冒頭で前巻のケリは概ねついて、中盤まではだらだらと続く。 メインになるのは夏目の話で、ここにもって来なくてもなぁ、と思いつつ読み進めることになった。…

半分の月がのぼる空3 wishing upon the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ 電撃文庫 メディアワークス 2005年12月30日9版発行 いよいよ話がメイン部分になった。 今までさんざ、けなしてきたような気がするが、この巻は面白い。 特に第三話、それも後半は、実に熱い、というといささか表現が変だ…

学校の階段2

著者:櫂末高彰 イラスト:甘福あまね ファミ通文庫 エンターブレイン 2006年6月9日初版発行 いやぁ、相変わらず面白い! といってもだんだんと階段レースは脇役になっているような。 三年生メンバーの話、といったところで、階段部創設に関するストーリーが…

神様のパズル

著者:機本伸司 装画:D・K ハルキ文庫 角川春樹事務所 2006年5月18日第一刷発行 ずっと「はたもと」だと著者名の読みを思っていたら「きもと」だったらしい。うーむ、やられた。 しかし、本書の内容はそれ以上に「やられた」だ。もっとも著者名の方が内容よ…

メフィストの魔弾

著者:嬉野秋彦 イラスト:広瀬総士 徳間書店 TOKUMA NOVELS Edge 2005年6月30日初刷 知らずに二巻を買ってしまい、それが二巻だと知ったので、読むことになった一巻。 というわけで、なんだか頑張ってエロエロしている様子。あんまり繰り返されるもんだから…

ダ・ヴィンチ・コード(下)

著者:ダン・ブラウン 訳者:越前敏弥 角川書店 2004年7月5日6版発行 かーっ、そうきたか。 うんまあ、相変わらずの調子ながら、ひっくり返してきたなぁ、という感じ。 最後の方は半分寝ながら読んでいたが、それでもまあ楽しめた。 というか、しっかり狙っ…

ダ・ヴィンチ・コード(上)

著者:ダン・ブラウン 訳者:越前敏弥 角川書店 2004年6月28日5版発行 始めのあたりで、やけに鼻に付くのが、フランスを悪く言いアメリカを良く言っているように感じる点。それから、やたらと一年前の事件をラングドンが想起するが、しかしそれは作中で詳し…

ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感

著者:深見真 イラスト:蕗野冬 徳間書店 TOKUMA NOVELS Edge 2006年2月28日初刷 前巻の感想もここに書いたと思ったので探してみると、第三巻もふと買ってふと読んでしまうだろうとか書いてあったが、その通りになった。 相変わらず「本物のアクション作家」…

永遠のフローズンチョコレート

著者:扇智史 イラスト:ワダアルコ エンターブレイン ファミ通文庫 2006年3月10日初版発行 盛り上がらない話。読むのが疲れるくらいではあるが、まあこういうのもアリか。 デザインとか良い感じだが、内容とはどこか違和感があるような気がした。 要するに…

半分の月がのぼる空2 waiting for the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ メディアワークス 電撃文庫 2005年12月30日14版発行 相変わらず、である。しかしまあ、前巻よりはページの黒さも増してはいる。 とはいえ、表現としては痛いときに「痛い」と書き、可愛いというのに「可愛い」と書いてい…

ラインの虜囚

著者:田中芳樹 イラスト:鶴田謙二 講談社 ミステリーランド 2005年7月6日第一刷発行 懐かしい読書体験だった。ああ、こういう話、子供の頃読んだような気がする、というのが読書中に終始付きまとっていた。 大きい活字に全漢字に振り仮名をつけて、年少者…

半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon

著者:橋本紡 イラスト:山本ケイジ メディアワークス 電撃文庫 2005年12月30日19版発行 ううむ。 薄い。澄明でもなく、流麗でもなく、ひたすら薄い。薄っぺらい。 つーか、逆にいえば、本が厚い。厚すぎ。内容に比べれば、ね。 とりあえず (略)本物の女の…

神種 -シェンシード-

著者:渡辺仙州 イラスト:哉井涼 ソフトバンク クリエイティブ GA文庫 2006年2月28日初版第一刷発行 まず、手にとって厚さにちょいと驚き。 新らしく創刊された文庫(ラノベの文庫ということでいいんだよ、ね?)なので、どれか一冊くらい読んでみようと思…

灼眼のシャナⅩⅡ

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2006年2月25日初版発行 前巻のつづき。そしてまたつづく。長い。 というか同じパターンで、やってきたところで続きはまた、というのをそんなに繰り返さなくてもなぁ、とは思う。 学園祭…

学校の階段

著者:櫂末高彰 イラスト:甘福あまね エンターブレイン ファミ通文庫 2006年2月10日初版発行 面白い! なんというか、最初タイトルを見たときには手に取る気にもならなかったけれど、次に見かけて何故か背表紙の紹介文を見て、惚れた。そんでもって、読んで…

灼眼のシャナXI

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2005年11月25日初版発行 学園もの。やっぱこっちの方が面白い。もうアクションとかは、どうでもいいや。 というわけにも、いかないだろうけれど、しかしどうにも私の期待は偏ってきた様…

マヴァール年代記3 炎の凱歌

著者:田中芳樹 イラスト:天野喜孝 角川書店 角川文庫 平成9年2月20日14版発行 全三巻で完結。 あっけないような終わり方だと思う。いっそリアリティがあるくらいに。全体を通して思い返してみても、多分に史書的な調子であり、事実を語るように書かれてい…

灼眼のシャナⅩ

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2005年9月25日初版発行 思うに、田中芳樹作品の間に読むべきではなかったような気がする。悪い点ばかりが目立って見える。 といっても、もちろんキャラクターとか恋愛模様とか、上手いな…

マヴァール年代記2 雪の帝冠

著者:田中芳樹 イラスト:天野喜孝 角川書店 角川文庫 平成2年10月25日初版発行 よく考えたら、前のエントリで書いたことは普通に小説の基礎であるようにも思えてきた。 さて、それはそれとして、大陸歴が1092年になり、27歳のカルマーンとヴェンツェルとリ…

マヴァール年代記1 氷の玉座

著者:田中芳樹 イラスト:天野喜孝 角川書店 角川文庫 平成7年7月20日14版発行 創竜伝を途中まで読んでいた。アルスラーン戦記も。銀河英雄伝説は外伝も含めて一通り読んだはず。 そういうわけで次の田中芳樹氏作品にマヴァール年代記。 相変わらず史書的な…

ファイナル・セーラー・クエスト 完全版

著者:火浦功 イラスト:スギサキユキル 角川書店 角川スニーカー文庫 平成14年4月1日初版発行 裏表紙によると「火浦節全開のスラップスティック・アドベンチャー」とのこと。火浦節がどんなものかは、読むとなんとなく分かったような気にはなった。 7本が収…

灼眼のシャナ 0

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2005年6月25日初版発行 うわぁ、ダメだなぁ、と思いながら読んでいた前半。 本当に、こういうのを売るのはどうなの、と言いたいくらいではあった。雑誌に掲載されているとかじゃあいいけ…

灼眼のシャナⅨ

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2005年2月25日初版発行 保護者編。いろんな保護者さんがいっぱい。そりゃあもういっぱい。 シリーズでけっこう面白かったりなかったり揺れがある気がするものの、これは面白い方だと思う…

灼眼のシャナⅧ

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2005年10月30日8版発行 後日談、中継ぎ、まあなんと呼んでもいいけれど。 どっちかというとダラダラとした感じで、のんびりほのぼの、というには今ひとつ鞘当てとか中継ぎのための断章と…

灼眼のシャナⅦ

著者:高橋弥七郎 イラスト:いとうのいぢ メディアワークス 電撃文庫 2005年10月30日9版発行 なんというか、いろいろやることがあったけれど、読んでしまいました。 さて、それはそれとして。 傑作というほどではないとしても、今のところこのシリーズで一…