灼眼のシャナⅦ

 なんというか、いろいろやることがあったけれど、読んでしまいました。
 さて、それはそれとして。
 傑作というほどではないとしても、今のところこのシリーズで一番面白かった話がこのⅥとⅦ巻。
 いろいろと一段落といった感じがあるからか、クライマックスでもあり、勢いよく短めの時間で読みきってしまった。
 とにかく表紙絵が素晴らしすぎ。
 作中の時間だと数時間といったところだろうけれど、それで300ページくらいになるんだな、と、それでいてドッと一気に読めるような話たりえるんだな、というのが技術面での感想。
 ストーリーの内容については、対ネタバレ自主規制で詳しくは置いておくけれど、吉田さんが進化したね。あと、どうにも読みにくい部分があって、ハリダン(漢字変換が面倒なので片仮名で代用)の描写とか、他にも表現しきれていない感じがした箇所があって、そのへんは流し読みをしたものの、不愉快ではあった。ストーリーの進行速度上、仕方ないのかもしれないけれど、諸々のギミックを綺麗に見れたら良かったと思う。
 とりあえず最新刊までもう少し。そこまで読む気にはなっている。