半分の月がのぼる空6 life goes on

 最終巻。といっても、このあと短編集と第 7 巻があるのは知っているが、話としてはお終いだろう。あとがきで著者もそう言っているし。
 友人から借りたのはこの巻まで。続きも貸そうかと言ってはくれたが、いろいろ考えた末に続きは、その気になったら古本屋でも利用して読むことにした。
 さて、内容に関してだが……実のところ、あまりここに書くこともないような気がする。前巻を読んだのがこのページの記録によると半年前で、確かそのすぐ後に読み始め、途中に数ヶ月のブランクがあって今に到るわけで、前半を忘れ気味なのもあるし、ここ数日で読んだ部分には、そんなに書くことも思いつかない。
 要するに、後日談、ということになろうか。
 アニメ版を、実はこの巻を読む間に見た。原作との比較で言えば、前半はアニメ版に軍配、後半は、とくにクライマックスのところやアニメ版での最終話にあたる部分は原作に軍配だろう。文字で読み進めていたときほどの緊張などを画面から感じることはなかった。もっとも原作を先に読んでいたからというのは、あるかもしれないが。
 さて、余談で水増しも済んだことだし、このへんで。なかなか良いシリーズであったと思う。