あなたを変える 超「熟睡短眠」法
こういう本のことばかり書いていたら、小説読んでないみたいだけれど、まあそれはそれとして。
いったい、どれだけ睡眠は減らせるのか、という限界を知る好例が沢山掲載されている。とても面白い。短眠を実践するかは脇に置いておいても、読みやすく、著者の語り口に反感を覚えさえしなければ、楽しめる。演説とかが上手そうだと思った。まあわざとそういう書き方をしてある可能性もあるけれども。台詞調の部分で、著者の発言にエクスクラメーション・マークを使いすぎだとは思う。
特に pp.125-138 の大松監督の話は、興味深く読んだ。突き進むこと、没頭することの重要さを言ってもいるとは思うが、まあここでは睡眠時間を減らす話。
何かに没頭して時間が経つのを忘れ、睡眠時間が削れてゆくのか、逆に、睡眠時間を削らないと、突き進むための時間が生まれないのか、そのへんは鶏卵だけど。しかし、どうせなら先に睡眠時間を上手く削る方法を知って実践した方が、健康には良影響かとは思う。とはいえ、私はどちらかというと既にそんなに睡眠時間が多くはないと思うので、どこまでなら眠らなくても大丈夫なのかな、ということを知る実例が満載の本書は、とても勉強になった。
まあ色々とやり方は紹介してあったけれども、要は慣れでしょ。あたりが結論でいいのかな。たぶん。