これが「演出」なのだっ

 面白かった。カットについて実感が持てた。
 演出というのが何なのかを気にし始めたのは、数年前からではあるけれど、さほど集中して調べたりはしていなかった。始まりは小津安二郎映画を見てのこと。普通に思うけれど、なんだかそれだけでは無いように感じた。最近になって、WEBアニメスタイル内の首藤剛志「シナリオえーだば創作術」(http://www.style.fm/as/05_column/05_shudo_bn.shtml)を読んでいる。そこで紹介されていた本を買うときに併せて買ったのが本書。
 普通を描けること、バランス感覚、リズムやテンポといったことが、エピソードや例を中心に書かれている。そして問題意識を持つこと。それをしなければ問題は意識できないけれど、それだけをしていても問題を見出せない、ということなのかもしれない。
 まだまだ演出について学ぶ予定でいる。どうすれば面白く見せることができるのか、もまた面白い。