20歳のときに知っておきたかったこと

  • スタンフォード大学集中講義
  • 原題:WHAT I WISH I KNEW WHEN I WAS 20: A Crash Course on Making Your Place in the World
  • 著者:ティナ・シーリグ (Tina Seelig)
  • 訳者:高遠裕子
  • 阪急コミュニケーションズ
  • 2010年6月16日初版第14刷

 解説は三ツ松新さん。
 全編にわたって、解説も含めて、そこそこ面白かった。
 起業を念頭においたものではあるのだろうけれど、そのためのハウツーというより、事例集と、だから君にもできるよ、というメッセージを含んでいるように感じた。
 始めてみれば、始まる、っていうことや、よく見回せば改善点が見つかるとか、そういうような内容がつらつらと書かれているように思う。
 読んでいる間は、それそれの事例が面白くもあったけれど、読み終えて感想めいたものが特に思い当たらなかった。この本から何かを得るのではなく、この本に書かれているようなこともあるのだな、と思うくらいだろうか。事例を知っていれば、いつかは何かの役に立つかもしれない。