2010-01-22 日本辺境論 other 著者:内田樹 新潮新書 新潮社 2009年11月20日発行 ウチダ先生は面白いなあ。 最初の「「大きな物語」が消えてしまった」に興味を持ったので読んだ。 全体的に、面倒くさい奴が面倒くさいんだなあ、っていう伴奏がありつつ、自己中心的でないことの利点と欠点を等分に眺めつつ、いやあ辺境だよね、といった内容。だと思う。 養老孟司「唯脳論」みたいな、研究者や学者が考え込みすぎて頭がいっちゃったけど、実に原理的で汎的な話が読める、面白い本でした。