態度が悪くてすみません
- ――内なる「他者」との出会い
- 著者:内田樹
- 角川oneテーマ21
- 角川書店
- 2006年6月5日三版発行
あちこちに載せた文章を寄せ集めたものとのこと。
なので、つながりがあるような、無いような。「日本辺境論」と合わせて、著者がどういう考えなのかを読もうと思って買ったので、その点では話題のバリエーションがあって良かったとも言える。でもなんかいまいち。
あとがきに掲載先が書いてあったり無かったりするが、初出時の文脈とかをそれで補いつつ読んだ。「シャイネスの復権」あたりはとても面白かった。
いまは「日本辺境論」を読んでいる。実に面白いのだけど、やっぱりそっちも背景知識が不足しているようで、良く分からないところもあるので、考えつつ読み進めている。同じようにして本書も読んだ。なんにしても、著者の考えは面白いし、一部を除いて納得もいく。
ぱらぱらと著者を眺めるには良い書だと思う。