聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)

 シリーズの一巻にあたるらしい。表紙とあとがきには「1.騎士」という副題がついている。
 序盤での単語の使い方が、どうにも変に思えて、推敲しているのか疑問だったが、中盤以降ではさほど気になる点は無かった。このことと、展開が堅実で分かりやすく想定しやすかったために、それほど熱中して読むことは無かった。
 この作品を楽しむとすれば、セシリーのおっぱいとかリサの挙動とかを楽しむか、またはこうした物語をまだそれほど数多く読んでいないか、そうした条件が必要になるように思う。
 ただ、破綻の無い確実な構成の物語づくりには、きっと定評ができそうな作者なのだろうと推察する。