世界平和は一家団欒のあとに2

 さっそく続きを購入した。やはり崩すより積む方が速いのが世の習い。

 ともあれ、相変わらずの男の子ロマンな話だった。
 前巻を読んだときもガキくさいと感じる点もあったが、それが本書で正志という少年を軸に話が進むことで、納得した。男の子ロマンな話だったのだなあ、と。
 文章は変わらず軋人の一人称で語られており、無駄な独白が少なく場面が豊富なので飽きずに読み進められる。ただ前巻と違って彼の心情の話ではないので、感情面で引き込まれることはそれほど無かった。
 前巻と重ねるように作られているところもあり、こういうのもシリーズならではなのかなあと思った。
 とりあえず5巻までは入手済みなので、続きを読もう。