トワ・ミカミ・テイルズ I  国なしの皇子、乱国に起ちて

 はてな記法を完全に忘れるくらい放置していましたが、秋山真琴の積読崩しの中で積読崩しをしている人から催促されたので、ちょうど読み終えた本もあることだし、再開しようと思います。積読仲間とまで言ってもらったからには、何かしないとね。でもできれば、積読崩し仲間にして欲しかったなあ。まあ私は暫く崩してなかったけど。
 さて、本書の話に入りましょう。
 いわゆる剣と魔法の大河ファンタジーというものを、不定周期的に読みたくなるのですが、たぶん、そのときに買って積んでいた本。平成14年とか、もう6年も前ですね。私はたぶん大学二年生くらい。
 舞台や設定関係は、なかなか面白そうなのだけれど、話がどうにものんびり。ゆっくりじっくり書いているのだろうとは思うものの、なんでもない平和なものを書いているところで、特徴的な文化や習俗などがあるかといえば、無い。よくある設定だよね、といった日常描写が続く。
 なので圧縮率が足りないが、典型的というか頑ななほどに起承転結の流れを意識して作られているように感じた。
 この話も私が積んでるうちに完結したシリーズのひとつだったと思うので、最後まで追いかけてどうなるか、そのへんを楽しみに読もうと思う。